アスパラガスの中で食用として作物として栽培されているのは一種である。
他には山菜の王様「シオデ」である。
この食用アスパラは南ヨーロッパ原産。
ジャーマンアイリスなどと同じ気象条件で生息するから、強い紫外線対策と乾燥から身を守る術を具備する。
しかし、この強い光線の光合成のみでは翌年の芽を充実させることは出来ない。
畑の豚と言われるほど有機物を必要とする。
つまり炭素循環の糖である。
近年、ユリ科植物にブドウ糖の葉面散布が効果があるというのは、このことである。
ヨーロッパ原産のカタクリも、春の約100日間の光合成であるるが、
光合成と枯れ落ち葉の分解糖で「片栗粉」という澱粉を翌年の芽のために備蓄する。
アスパラもこれと時期は異なるがほとんど同じ養分蓄積パターンである。


アスパラにも、これまでは腐葉土、堆肥、厩肥という窒素循環の有機物を与えてきた。
畑の豚といわれるアスパラは当然のことながら生育促進、生育旺盛となる。
しかし、時として茎枯れ病に冒される。
ユリ科植物だから、当然こういうことが出る。
硝酸態窒素過剰吸収である。
タマネギ、チューリップの球根腐敗病と同じである。


食用アスパラの芽を太くするには、SUGOI-ne1号を株元にマルチングすること。
翌年驚くほど太いアスパラを収穫できる。

観葉植物のアスパラは、軽石、赤玉にSUGOI-ne1号を30%ミックスする。
これで非常に良く生育する。


このユリ科の植物はの多くは熱帯雨林の林床に自生する。
そういうことで熱帯の羊歯植物と共に観葉植物として栽培される種が多い。
しかし、SUGOI-neお開発目的は、趣味の園芸用というより、農業、産業に利用されるために開発したものである。
アスパラガスには約300種あるとされる。
日本には山菜になっている「シオデ」一種が自生する。林床の典型的な炭素循環植物である。
葉に見えるものは茎である。
そういうことで当然枯れ落ち葉となって、地上に舞い落ちることはない。
ウロコのような葉に「離層」を持たないからである。
茎全体が枯れ朽ちる。
当然、材木腐朽菌がこれを分解する。
この己の茎の死骸が翌年の栄養源となる。


宇井清太の山形県の寒河江市には缶詰工場が数社あった。
アスパラガスの缶詰も生産された。
戦後間もない頃、寒河江市にはアスパラガス生産が行われた。
そういうことで、宇井清太はランを買うカネを稼ぐために・・・・・
アスパラガスの苗を生産して売った。
昭和33年頃のことである。

食用のアスパラガスは「畑の豚」と言われるほど、有機物が好きである。
つまり、この講座でいうところの枯れ落ち葉である。
この植物を肥料・・・化成肥料で作ろうとすると良く育たない。
その理由は、アスパラガスは枯れ落ち葉の炭素循環植物だからである。

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       アスパラガス 栽培
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